ヤメディレクターの後悔懺悔粉飾人生 60過ぎた元全国ネット番組のディレクターで、外国人妻を持つアホ男の過去と今、「仕切り、仕切られる」激動の人生模様を続々更新! 次々と「小出し」に明かされる衝撃のパンドラの箱!!古い記事も充分、面白いデス!是非!
スカパー恒例のノースクランブル・デーの日曜日早朝、「月光仮面」を観た・・。
日曜よる7時のTBS「枠」といえば、「さんまのからくりTV」(平成4年・1992年~)が長寿番組として続いているが、「月光仮面」は今から50数年前の昭和33年
(1958.2.24~1959.7.5 )同様のこの時間に放映されていた・・・。
猛烈に昔なのだ・・。

「アリナミンA」や「ベンザブロック」で知られる、国内売上高トップを誇る総合医薬品企業である「武田薬品」の単独スポンサー枠として、約15年間、日曜よるを「提供」した・・。
この「タケダアワー」と呼ばれる「時間枠」には「ウルトラマン」」シリーズや「隠密剣士」が登場する・・。
で、「月光仮面」・・。
さすがのワタシの年齢でも、オンタイムでは放映を観ていない。

(ファミリー劇場HD放映画面より)
ターバンにマスク、マントを羽織って「真似」して遊んだ「記憶」は在ります・・。
こうして改めて拝見するに、製作は著しく「祖雑」で鑑賞に堪えない・・。
「憎むな、殺すな、赦(ゆる)しましょう」という「テーマ」設定は「日本的ヒーロー」の創造者とされ、「まんが日本昔ばなし」(昭和50年~・1975年)監修者で知られる「川内康範」氏の手に依る作品・・。
前枠の「時代劇」があまりの低視聴率で頓挫し、「武田薬品工業」がスポンサー降板を示唆、急遽スポンサー「引き留め」の為に、低予算で製作する「和製スーパーマン」の立案に着手・・・。

(ファミリー劇場HD放映画面より)
企画決定から放映マデに数週間しか無く、撮影には米国ベル&ハウエル社製の安いカメラを使用し、劇団出の26歳の新人に監督を任せ、美術セットを組めず社長個人の自宅玄関・応接間・車庫を舞台に仕立てた・・。

Public Domain: Gerda Taro died in 1937.
当時全盛であった手巻きゼンマイ式の「フィルモ70」
見苦しい、というより「聞き苦しい」のは全篇の「台詞」の発音・発生が鍛錬を積んでいない「役者群」で構成されている点である・・・。
主演の「大瀬康一」氏ですら、東映東京撮影所の大部屋俳優さんであった・・。
大抜擢の理由は「声の張りの良さ」だそうである・・・。
【昭和スター倶楽部】プロマイドギャラリー 大瀬康一
膨大な脚本・著述を手掛ける「筋」の「川内康範」氏お得意の構成演出台本は、脇役達を延々「ボソボソ」とつぶやかせるのだが、撮影現場での「同時録音」では無く、当時の「音声収録」方法でスタンダードだった「アフターレコーディング」に因り、益々その「発声習練の無い役者群」の「ボソボソ」ぶりは、悪い方へ「際立って」いるのだ・・。

(ファミリー劇場HD放映画面より)
台本の「ト書き」部分の演出や編集にも「奇妙」な部分が多く、製作の全ての「工程」に未経験者を「多用」したため、「創り急ぐ」あまり「ダメだし」の無い環境であったのは容易に察しがつく・・。



原作者である「川内康範」氏の来歴と着想力・企画力、後世のリメイク、社会に与えたインパクトは計り知れないが、それ以外の「イケ往けドンドン、金なら無いぜ」で創った部分は、製作者たちの「存在背景」を知った上であれば、それなりに「楽しめるかも」・・・。
日曜よる7時のTBS「枠」といえば、「さんまのからくりTV」(平成4年・1992年~)が長寿番組として続いているが、「月光仮面」は今から50数年前の昭和33年

猛烈に昔なのだ・・。


「アリナミンA」や「ベンザブロック」で知られる、国内売上高トップを誇る総合医薬品企業である「武田薬品」の単独スポンサー枠として、約15年間、日曜よるを「提供」した・・。
この「タケダアワー」と呼ばれる「時間枠」には「ウルトラマン」」シリーズや「隠密剣士」が登場する・・。
で、「月光仮面」・・。
さすがのワタシの年齢でも、オンタイムでは放映を観ていない。

(ファミリー劇場HD放映画面より)
ターバンにマスク、マントを羽織って「真似」して遊んだ「記憶」は在ります・・。
こうして改めて拝見するに、製作は著しく「祖雑」で鑑賞に堪えない・・。
「憎むな、殺すな、赦(ゆる)しましょう」という「テーマ」設定は「日本的ヒーロー」の創造者とされ、「まんが日本昔ばなし」(昭和50年~・1975年)監修者で知られる「川内康範」氏の手に依る作品・・。
前枠の「時代劇」があまりの低視聴率で頓挫し、「武田薬品工業」がスポンサー降板を示唆、急遽スポンサー「引き留め」の為に、低予算で製作する「和製スーパーマン」の立案に着手・・・。

(ファミリー劇場HD放映画面より)
企画決定から放映マデに数週間しか無く、撮影には米国ベル&ハウエル社製の安いカメラを使用し、劇団出の26歳の新人に監督を任せ、美術セットを組めず社長個人の自宅玄関・応接間・車庫を舞台に仕立てた・・。

Public Domain: Gerda Taro died in 1937.

見苦しい、というより「聞き苦しい」のは全篇の「台詞」の発音・発生が鍛錬を積んでいない「役者群」で構成されている点である・・・。
主演の「大瀬康一」氏ですら、東映東京撮影所の大部屋俳優さんであった・・。
大抜擢の理由は「声の張りの良さ」だそうである・・・。

【昭和スター倶楽部】プロマイドギャラリー 大瀬康一
膨大な脚本・著述を手掛ける「筋」の「川内康範」氏お得意の構成演出台本は、脇役達を延々「ボソボソ」とつぶやかせるのだが、撮影現場での「同時録音」では無く、当時の「音声収録」方法でスタンダードだった「アフターレコーディング」に因り、益々その「発声習練の無い役者群」の「ボソボソ」ぶりは、悪い方へ「際立って」いるのだ・・。

(ファミリー劇場HD放映画面より)
台本の「ト書き」部分の演出や編集にも「奇妙」な部分が多く、製作の全ての「工程」に未経験者を「多用」したため、「創り急ぐ」あまり「ダメだし」の無い環境であったのは容易に察しがつく・・。




原作者である「川内康範」氏の来歴と着想力・企画力、後世のリメイク、社会に与えたインパクトは計り知れないが、それ以外の「イケ往けドンドン、金なら無いぜ」で創った部分は、製作者たちの「存在背景」を知った上であれば、それなりに「楽しめるかも」・・・。

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