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予算無きエンドロール。

FaceBookとTwitterのアカウントを再開した。
事情があって昨年秋から自主的に休止していたものだ・・。

再開の過程でTwitterのフォロワーらと連動し、街中を散策して歩く面白い番組を発見した・・。
劇団ひとり&ビビる大木の『どこイク!?』
グラフィックス何処イク2
(テレビ画面より)
http://www.fujitv.co.jp/otn/entertainment/index.html
CS放送であるが故、視聴者数がかなり限定され、スポンサーが付かない事から必然的に低予算の制作費なわけだが、それをこのふたりのキャスティングで、いともカンタンにクリアしてしまっている独特の可笑しさ・・。
更には、予算は無いのだが、このブログでわたしが常々批判している、放送信号が取り出せるデジタル小型テレビカメラ。
この台数だけは多く、その分、VTR編集に相当の手間隙掛け、充分に見応えがある。
是非、ご覧戴きたい・・。

http://www.fujitv.co.jp/otn/howto/index.html
グラフィックスどこイク1
(テレビ画面より)
劇団ひとり氏の「暴走や揺らぎ」をびびる大木氏がたしなめる関係性が笑わせる・・。
グラフィックス何処イク3
(テレビ画面より)
地上波で現在放送中の「モヤモヤさまーず」(TX)よりも番組取材ルールに、独自の縛りが在る分、笑いのハードルに柔軟なメリハリがあり、大変良い。さまーず、ユルスギ・・。

製作は渡辺プロダクション傘下の老舗のテレビ番組制作会社「ザ・ワークス」。
これで面白くない訳が無い。
この会社のADさんの活躍を描いた自社ブログが可笑しい・・。http://www.theworks.co.jp/modules/xeblog/

カメラの台数の多さもさることながら、収録中のスタッフのレスポンスも非常に高く、頻繁にタレントらと情報交換をしながらの様子が収録音声に混ざって聴こえており、この辺もわたしを唸らせる。
グラフィックス何処イク4
(テレビ画面より)
いい加減にみえて、しっかり事前リサーチと再撮(タレントとの同行撮影時に撮れなかった情景や商品カットを改めて交渉の上撮り足す事)を怠らず、しっかり仕上げ作業に反映されている。
予算無いのになァ・・・・。

予算の無さの象徴が番組オープニングタイトルのラストカットでひとり氏、大木氏の顔がそれぞれ画面左右にコラージュされた背景に番組タイトルが決まるのだが、フツーならCGペイントで二人の顔をマスク切って加工しそうなのだが、さすがCS単純にデジタルズームしたボケボケ画で仕上げている。

番組エンドに流れるスタッフ・ロールが常識的低速なのにも、少々驚いた・・。

一般に、放送のプログラムが深夜帯に放送される、発局が単独ローカル(ネットセールスが無い)、発局が大都市圏以外の地方局製作、CS事業者配給、製作会社の制作経験が浅い等の場合、要は「カネ」が無い場合、スタッフ側は、少しでも「売名」のために、ロールが「画面上」を流れる「速度」を遅くする傾向が顕著にある。

「あ・し・す・た・ん・と誰々」「で・ぃ・れ・く・たぁ誰々」「ぷろ・で・ゅー・さぁー誰々」皆、飲み屋のオネェちゃんや我が家族に「創ったヨ」とあたりまえに「誇り」タイのだ・・。

日本テレビ系列のゴールデンタイムのバラエティ番組制作会社に「日企」という会社が在るのだが、ここの昔の番組のエンドロールが酷い時期があった。
数十人のスタッフ名が、全く読めぬくらい「速い」のだ・・。
番組自体は高視聴率であり、面白かった、と記憶しているのだが、4,5秒ほどで流しきってしまう。
読ませない前提なので、濃い茶色と金色のグラデーションという、信じられない配色のテロップ・ロール・・。
スポンサーへの謝意も視聴者の杓子も無い、技には長けているものの、製作環境の粗雑さ、疲弊さを垣間見た気がした・・。


一方で、海外ロケというハンデがあり、少し粗雑になっているのがこちら・・。
「高田純次のアジアぷらぷら」BS12チャンネル「トゥエルビ」
グラフィックス高田純次1
http://www.twellv.co.jp/program/tabi/asipu.html
前出の『どこイク!?』のように国内ロケでは無いので、渡航人数に制限が在りいたしかた無いが、ロケ全般に粗いのだ。もったいないなァ・・。
グラフィックス高田純次2
http://www.twellv.co.jp/index.html
番組エンドのスタッフロールは、かなり低速・・。

製作は以前、わたしのブログでも触れた「ヤラセ」で中止に追い込まれた「発掘あるある大辞典」」の元関連会社。

素材となる東南アジアの選定は充分に魅力的なのだが、高田純次氏独特のキャラクターに依存し過ぎ、事前のご本人へのオリエンテーションが不十分過ぎて、編集済みのVTRいたる処のスタッフによる「情報修正」の頻繁なやりとり、中途半端な情景雑感カット、手ブレ、カメラレンズの汚れ等、番組を「大事」に創り込んでおらず、視聴者としては楽しめず、1時間もののBS(全国向け)プログラムとしては、見ていて煩わしい・・。
 

人の事をアレコレ言う立場に無いが、ま、とにかく、「予算」の厳しい中、おつかれさまであります・・・。






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これが、アホダメおとこのプロフィール!

hata50

Author:hata50
波田野 広之
中学時代、歌舞伎の尾上一門にあたる尾上流舞踊家の畑道代氏(故人)に師事。舞踊集団菊の会在籍。
日本舞踊・民族舞踊・長唄・鼓・三味線を学び、高校在学中、実母の逝去に伴い裏方に転向、舞台音響家を目指し、元日本音響家協会理事・八板賢二郎氏に師事。

ANBテレビ朝日報道局報道取材部アルバイトを経て正社員。制作助手、ENG機材営業を経て社員ディレクター第1号。後、作曲家筒美京平氏の従弟が経営する日本ビクター傘下の映像制作会社勤務。
「早見 優のアメリカンキッズ」他千葉テレビ情報生番組「MOONラビット」総合企画・演出。NTT,Nikon,三共製薬、ロータスジャパン、横浜ゴム、日立、三菱、JVC等東証一部上場企業の産業ビデオ多数演出。

後、映画監督で日本映画監督協会専務理事・後藤幸一氏に師事。河合塾サテライト講座、朝日放送「素敵にドキュメント」「これは知ってナイト」「平成ふしぎ探検隊」他多数演出。
その縁で逸見政孝氏(故人)峰竜太氏、清水由紀子氏(故人)渡辺めぐみ氏らの発起人により、35歳で外国人妻と結婚。

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