ヤメディレクターの後悔懺悔粉飾人生 60過ぎた元全国ネット番組のディレクターで、外国人妻を持つアホ男の過去と今、「仕切り、仕切られる」激動の人生模様を続々更新! 次々と「小出し」に明かされる衝撃のパンドラの箱!!古い記事も充分、面白いデス!是非!



中学生の頃、伝統芸能の舞踊団に在籍していた事は、以前よりこのブログで度々ご紹介しているが、その公演が同公会堂で開催された折、おそらく休憩中であったと思うが舞台袖の廃棄品ラックに、この『ベストテン』の放送台本が捨ててあり、わざわざ近くに居た職員に断って譲り受けた記憶がある・・。

小学生の頃よりテレビ・ディレクターに憧れたわたしには、その「ガリ版刷り風」の分厚い1時間番組の台本はまさに


出演タレントの氏名はもとより、中継ネット局、技術スタッフ名・・、何よりも番組オープニングも含めたカメラ割りの詳細な指示が、8割がた印字済みで、歌手の歌う楽曲の何小節目の歌詞で、どのカメラが撮るのか現場で○印内に手書きでカメラ番号を穴埋めするように成っていた・・。
放送専門学校や大学を出ずに、テレビ副調整室で采配を振れる位置に立てたわたしのスタートは、この「廃棄台本」からである・・。
東京・吉祥寺は亡くなった母の実家にも近く、三鷹の下連雀方面から玉川上水~「デパートの丸井」あたりは幼少から高校生活の間も散々、歩き回っていた。

http://komekami.sakura.ne.jp/



お連れしたのは全部で3人。
1人目は待ち合わせに1時間遅刻して日が暮れてしまい、不完全燃焼・・。
2人目の彼女はスラリと長身で、ルックスはとても可愛いかったのに、あまりに「胸」が扁平で円山町のホテルへ連れ込んだものの、性的にすっかり萎えてしまい


吉祥寺の水天宮が縁切りの「水神様」であるのを知ったのは、それから数人のお付き合いを経て









わたしが「古典舞踊」を習い舞台に立ち、「踊り」独特の「間合い」が判る事から、ナマのお囃子や唄を用いない「テープ伴奏」によるその手の公演に随分と「音響オペレーター」として呼んで戴いた・・。
老舗中の老舗、「遠山照明研究所」なる処がホール管理を担当・・。
照明技師さん方は常駐していたが、音響の装置が脆弱でもっぱら「舞台花道奥」に仮設装置を組み運用していた・・。
雇用主さんからの技術料の他に、「踊り手」さんからの高額な「ご祝儀袋」が、舞台前に手渡され、これが結構な金額であった・・。(後々、こうしたいいオモイは金銭感覚を狂わすコトとなる)

ある時、複数の著名な「日本舞踊」の流派が数十分程度の「創作舞踊」を持ち寄り合同で公演発表する「催事」があった。
わたしは老舗「花柳流」の担当を任され、当時、東京・六本木の麻布警察真向かいにあった超豪華で重厚な住居兼稽古場へ数回、伺った・・。
作品は劇作家「岡本綺堂」か「泉鏡花」の作品をモチーフに「呪縛から解放」される様を「表現」した。
本番前日、各流派ごとにリハーサル。
わたしが担当した「花柳流」は開演は当日最後のオオトリだ・・。
「花柳・・」の1本前の「流派」(流派名が記憶に無いがたぶん藤間流?)は「手術」と「人間の死」やらをモチーフに「創作」。


この「流派」の「音響操作」はこの踊り手さんが契約した、髪の長い年の頃26,7の「女性音響オペレーター」であった・・。
舞台中央に手術台がしつらえられ、薄暗い照明の中で、故「佐藤 慶」が「氏名」を読み上げる・・。
「○○○○死亡・・。」
「○○○○死亡・・。」すると、前衛的な音楽をバックに演者が舞台上をクルクル横へ転がりながら捌けて行く・・。
奇妙だが、渋かった・・。
音響機材は「オープンリール」式のテープレコーダー×2台と音声調整卓のシンプル過ぎる構成。
「髪の長い女オペレーター」さんは(藤間流?の)リハを終え「オープンリール」の「演奏音源テープ」を外し、傍で準備の為、待ち構えるわたしに「お疲れ様です」と会釈し彼女と交替・・。
わたしの「花柳流」の作品リハも無事に終え「劇場」を後にした・・。


控え室に居ても「舞台の音声」だけはモニターを通して聴く事が出来る・・。
他の流派の上演中は特別に狭い作りの「東横劇場」は舞台袖も狭く、関係者でも邪魔になるのみ・・。
前日のリハとは違い、離れた場所で待機した。
暫らくして「異変」に気付いた!
故「佐藤 慶」氏の「吹き込み」の「オリジナルナレーション」が「朝鮮語」か「ベトナム語」のように韻を踏んで流れている!

舞台袖に駈け付けると「髪の長い女オペレーター」さんは「泣いていた」・・。

http://www.sony.net/pressroom/digi/ayu005.html

舞台に感動していた泣いた訳ではナイ。
前日夜のリハーサル終わりで、彼女は終わりを急ぐか、傍で順番を待つわたしに気兼ねしてなのか、演奏し終えた「演奏音源テープ」を、アタマに巻き戻せねばならないものを、そのまま外して巻き取られたままの状態で翌日、「裏返し」再生してしまったので、「収録された音源」全てが間逆に演奏されたのだった・・。
この手のテープは音楽本編が始まる部位まで、ポリエステルベースの「白味」と呼ぶリーダー・テープを数メートル、鋏で編集・挿入し、「音楽」がスタートする直前にデルマペンで以て「マーキング」する・・。
通常では起こり得ないミス。
普通、その間違いが舞台監督に伝われば、一度「緞帳幕」を下ろし、事情を場内アナウンスの上、改めて「再演」するのが適切な処置だが、何処でどうなったのか寄り合い所帯での所為か、今と成っては判別しかねるが、舞台は続行された・。
前衛過ぎる「音楽」も発見を遅らせたであろう要因のひとつ。
そして何よりも不味かったのは「背景音楽」と「ナレーション音源」を別々の「再生テープ」として準備せず、劇場に「ミックスした音源」で持ち込んだ点。
サイショから分けてあれば、最悪、ナレーションだけ巻き戻して、善きところから「再生」する事が出来た。
現場での「手間」を惜しんだか、「安全策」をとりつつ「油断」したのが間違い・・。この「流派」に限って数百万の製作経費がパー。
オレが、傍に「立って」て急かした風だったのが「原因」じゃナイヨネ




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