ヤメディレクターの後悔懺悔粉飾人生 60過ぎた元全国ネット番組のディレクターで、外国人妻を持つアホ男の過去と今、「仕切り、仕切られる」激動の人生模様を続々更新! 次々と「小出し」に明かされる衝撃のパンドラの箱!!古い記事も充分、面白いデス!是非!
春が来た

カミサンと「人生」初のお花見ドライブを満喫・・。
その夜、土曜プレミアム・『SP 革命篇』を拝見した・・。
内閣不信任案の採決が行われる国会議事堂での「革命決行」の攻防を描く。

(テレビ画面より)
なかなか手の込んだ美術製作は充分に見応えがある。
以前このブログでも触れたが、わたしは、報道局勤務当時、国会の本会議や予算委員会の民放代表音声を担当していた。
衆議院本会議場には、演壇上に場内拡声用と議事記録用マイク、中継業務用にNHKと民放用の各マイクロフォンが並ぶ・・。
民放が使用する音声は演壇上のマイクから会議場の端子盤を経て、後方の記者席に配備された端子盤に立ち上がり、簡易ミキシングアンプを設置、そこから在京各局へ分岐出力を行う。
映像は各社がテレビカメラを持ち込み、音声はミキシングアンプから各々ケーブル配線で自社のカムコーダーに直接入力した・・・。当時ね。今はどうなのか知らない・・。今はインターネット中継もあるもんなァ・・。
中継に使うミキシングアンプとマイクロフォンは記者クラブのロッカー内に保管されていて、月交代でテレビ東京以外の在京民放が持ち回りで「幹事社」担当になり、管理運用する。

(テレビ画面より)
国会内の警護にあたる「衛視」が次々に「人柱」にされて衆議院本会議場を「封鎖」する様子が克明に描かれている・・・。
国家中枢の施設なのに「非武装の警護」がいるのは日本だけだろう。
現実にこのような謀反の為の「侵入状況」がもし仮に進行したならば、無防備の「衛視」などあっさりと倒されるに違いない・・。

(テレビ画面より)
マ、フィクションなので殺傷力の強いトラップ爆弾や自爆ベストなど、国内では入手不能な武装小道具も荒唐無稽だが、本会議場の「通路封鎖」も、そんなにカンタンでは無い。
映画ではテレビ中継の入った本会議開催中にテロ首謀者が、「登壇」し「革命宣言」する行為が重要なキーポイントになるのだが、劇中に登場するテレビカメラはたった1台・・。新聞各社のスチールも登場しない。

こうした映画に必須の複数のパトカー劇用車や、メディア取材描写は徹底して排除されている・・・。予算圧縮である。

ファイル:国会議事堂 衆議院議場-1.jpg
実際の議場内。画面左下部から下部中央の手摺り部分に「丸い穴」が見えるがコレがカメラ用雲台。(恐らくスチール用)
映画のカメラポジションとは異なる。
ハリウッドから調達したCG合成クリエイティブと本会議場セットに多大な制作費をつぎ込んだが、このセット、「演壇」の向かい側の傍聴見学者席と記者席のある「上階空間」を全く美術描写していない。
「演壇目線」の映像は全て眼下の議員席を中心に据えて、演壇正面向かい壁は作られていないので「映り込む」カットが無い。

http://www.buildupper.com/works/architecture2/
実際の「演壇」の向かい側。この方向の「上半分の美術」はナシ。
本来ならば演出としては、記者席の中継テレビカメラ群を描きたいところだが、「予算」の故あって省略。

別撮りした実際の「天井」映像からパンダウン・・・。
画面がオーバー・ラップしてセットの「演壇」の「堤 真一」氏。

ふーぅ・・・、苦労したぜ・・。
興行的には震災と公開日程がかち合ったが大成功だったようだ・・。
※2012年1月2日に関連記事があります!是非そちらもご覧ください!
この土曜プレミアムの放送当夜、この作品の監督の「波多野貴文」氏がご自分のTwitterで分単位でテレビ画面に併せて必死にツイートしていたのが、「現役」の監督らしく無く少し笑わせる・・。

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カミサンと「人生」初のお花見ドライブを満喫・・。

内閣不信任案の採決が行われる国会議事堂での「革命決行」の攻防を描く。

(テレビ画面より)
なかなか手の込んだ美術製作は充分に見応えがある。
以前このブログでも触れたが、わたしは、報道局勤務当時、国会の本会議や予算委員会の民放代表音声を担当していた。
衆議院本会議場には、演壇上に場内拡声用と議事記録用マイク、中継業務用にNHKと民放用の各マイクロフォンが並ぶ・・。
民放が使用する音声は演壇上のマイクから会議場の端子盤を経て、後方の記者席に配備された端子盤に立ち上がり、簡易ミキシングアンプを設置、そこから在京各局へ分岐出力を行う。
映像は各社がテレビカメラを持ち込み、音声はミキシングアンプから各々ケーブル配線で自社のカムコーダーに直接入力した・・・。当時ね。今はどうなのか知らない・・。今はインターネット中継もあるもんなァ・・。
中継に使うミキシングアンプとマイクロフォンは記者クラブのロッカー内に保管されていて、月交代でテレビ東京以外の在京民放が持ち回りで「幹事社」担当になり、管理運用する。

(テレビ画面より)
国会内の警護にあたる「衛視」が次々に「人柱」にされて衆議院本会議場を「封鎖」する様子が克明に描かれている・・・。
国家中枢の施設なのに「非武装の警護」がいるのは日本だけだろう。
現実にこのような謀反の為の「侵入状況」がもし仮に進行したならば、無防備の「衛視」などあっさりと倒されるに違いない・・。

(テレビ画面より)
マ、フィクションなので殺傷力の強いトラップ爆弾や自爆ベストなど、国内では入手不能な武装小道具も荒唐無稽だが、本会議場の「通路封鎖」も、そんなにカンタンでは無い。
映画ではテレビ中継の入った本会議開催中にテロ首謀者が、「登壇」し「革命宣言」する行為が重要なキーポイントになるのだが、劇中に登場するテレビカメラはたった1台・・。新聞各社のスチールも登場しない。

こうした映画に必須の複数のパトカー劇用車や、メディア取材描写は徹底して排除されている・・・。予算圧縮である。

ファイル:国会議事堂 衆議院議場-1.jpg

映画のカメラポジションとは異なる。
ハリウッドから調達したCG合成クリエイティブと本会議場セットに多大な制作費をつぎ込んだが、このセット、「演壇」の向かい側の傍聴見学者席と記者席のある「上階空間」を全く美術描写していない。
「演壇目線」の映像は全て眼下の議員席を中心に据えて、演壇正面向かい壁は作られていないので「映り込む」カットが無い。

http://www.buildupper.com/works/architecture2/

本来ならば演出としては、記者席の中継テレビカメラ群を描きたいところだが、「予算」の故あって省略。




ふーぅ・・・、苦労したぜ・・。

興行的には震災と公開日程がかち合ったが大成功だったようだ・・。
※2012年1月2日に関連記事があります!是非そちらもご覧ください!
この土曜プレミアムの放送当夜、この作品の監督の「波多野貴文」氏がご自分のTwitterで分単位でテレビ画面に併せて必死にツイートしていたのが、「現役」の監督らしく無く少し笑わせる・・。


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