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「暮れて行く、消えてゆく・・。」

年末、島根の嫁ぎ先から我が家へ合流した義姉とともに、今朝家内が帰国した・・。
私も勤め始めた職場に予め欠勤届けを書面で提出、「早めに知らせてくれたらば、なんとか遣り繰りして対応します・・。」との許可を戴き、皆より1日早い冬休みを戴いた・・。

前日レンタカーを借り、夜勤明けの次の早朝4時に夜行バスのりばへ義姉を迎えに出掛け、AEONやら何やらで、土産物の追加買出しに追われ、食事を用意し、次の早朝再び4時に起き(既にエア・カーゴで大量のプレゼントを贈っているのに更に)大型スーツケース4本とボストンバック2個ダンボール×2箱!

チェックインを済ませたら、搭乗機の延着でフライトが4時間遅れると云う・・。

グラフィックス帰省1

結婚当初は家内ひとりの帰省の度に、離陸の時まで空港で時間を潰したものだった・・。
(何故そうしたのか、遠い昔、名古屋空港でフィリピン発チャイナ・エアーの墜落を空港ロビーで知り、立ちすくむ日本人夫の姿をテレビで観たのがトラウマとなった、故に中国経由のトランジット便には絶対搭乗させない)

以前なら、車の運転もしない身であったので、離陸時間まで気楽に空港のレストランで旨いものをツマミに1杯やって飛び立つのを見届けてから、帰路についたものだが、もう、そんな元気もナシであります・・。

手荷物検査場へ向かい満面の笑みで手を振る姿を見た途端、空港まで2人が着て来た分厚いコート2着の重さが不快になり、ソソクサと海風吹き荒む遠く離れた駐車場に凍えながら、歩き出した・・。


さて出発の前夜、今秋からスタートしたBS朝日『日本の名曲 人生、歌がある』。
MCに司会初挑戦の大御所「五木ひろし」氏。収録は『砧スタジオ』(TMC)。

過去に映画衰退の流れで倒産した、東京・世田谷の『新東宝』の撮影所跡地を利用し、古参のドラマ制作会社『国際放映』『TBS』、『関西テレビ』『テクノマックス』各々がスタジオを運営・・。

スタッフ・ロールを拝見していない状況では不見識ではあるが、ひと目観て、およそ『テレビ朝日』系のテレビ美術・照明が「番組担当」では無さそうな“画面構成”・・。

グラフィックス帰省3
(テレビ画面より)
歌う歌手を引き立てる美術・照明、『テレビ朝日クリエイト』とはふた味違うなァ・・・。

グラフィックス帰省11
http://www.bs-asahi.co.jp/nihon_meikyoku/next.html

皆さん、お解かりになるかしらん?

上は番組公式HPからの画像ですが、ゲスト歌手の面々フェイス部分はもとより、背後の色彩や陰影に、あきらかに“格式”が有りますよねェ・・。
このまま画像転載してCXの『シオノギ・ミュージックフェア』のご紹介・・、とギョーカイ人の方に申し上げても疑われない“クオリティ”・・。

グラフィックス帰省10
http://www.midoriyama.co.jp/kinuta/
 『テレビ朝日』が55年掛かっても未完成の「歌番組に係わる照明・美術ワンパターンの呪縛」は、収録スタジオ(箱)そのものを“外注”するコトで、ナント密かに脱却しているのであります・・。

“思想のある美術”“思想のある照明”そして何よりも「旧社屋テレ朝スタジオ」で適わなかったのが、この「スタジオの広さを利用」して、テレビカメラが美術セットと歌手の「立ち位置」から大きく後退し、レンズを「長玉」(望遠)にして撮像し、画面に奥行き感を持たせナガラ歌手の表情を際立たせる、「撮像」と一体化したテクニック。

NHK・民放キー局の歌番組であれば、皆一様に持つ“うたごころ”を満足には描写するコトの出来ない、(いまだにカタチのみを追っている)ただ高価な機材を取り扱う、技術屋集団なのであります・・。

感性の技術表現集団であるべきなのに・・。ダメダアサヒ。テレビアハヒ。

グラフィックス帰省12
(テレビ画面より)

サブステージ前でデュエットのおふたり・・、「大川栄作」氏の左手のヨコ・・。

グラフィックス帰省2
(テレビ画面より)

カクテル・ライト・スタンドの電源ケーブルを通す「穴」ね、ま、現場でワタシが暇ならば、美術チーフに断って、ホリゾントの明かりが漏れぬよう塞いでもらうけどねェ・・。(ハイビジョンって細かいよなァ)


こんな大御所揃いの現場じゃ、ソコマデハ、ねェ・・。


翌日のお昼、来春打ち切りが決定しているCX『笑って!いいとも!』
グラフィックス帰省8
(テレビ画面より)
往年の、とは失礼、現役の名司会者・キャスター「久米 宏」氏の東京・新宿「スタジオ アルタ」初登場身長180センチはデカイ

グラフィックス帰省6
(テレビ画面より)
グラフィックス帰省5
(テレビ画面より)
会場観客席の方は殆どこの方のご活躍をご存知ないであろう・・。
グラフィックス帰省4
(テレビ画面より)

「タモリ」氏も「久米」氏同様にラジオ出身、おふたりのお話は聞いていて飽きない・・。
『ニュースステーション』(ANB)18年、『笑って!いいとも!』(CX)31年、ひたすらひとつの番組を止めずに続けるコトは大変な「労力」だ・・。


ナマ放送の製作現場は、スタッフのひとりひとりが「命」を削りながらも、ひたすら“回る”・・・。
誰かが、事故に遭遇しようが、寝坊しようが、企画構成やVTR編集が未完成でも、毎日・毎時「運行管理コンピュータ」がそのスタジオに「回線」を空け、「提供企業」のクレジットが送出される・・。
回り続けなければならない過酷さが、そこにあるのだ・・。


「久米」氏と昔、特番でご一緒したお話もブログ内にありますよん!
古い記事も充分に面白い『ヤメディレクターの後悔懺悔粉飾人生』
是非、過去記事もお時間あれば、ご覧くださいネ!



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これが、アホダメおとこのプロフィール!

hata50

Author:hata50
波田野 広之
中学時代、歌舞伎の尾上一門にあたる尾上流舞踊家の畑道代氏(故人)に師事。舞踊集団菊の会在籍。
日本舞踊・民族舞踊・長唄・鼓・三味線を学び、高校在学中、実母の逝去に伴い裏方に転向、舞台音響家を目指し、元日本音響家協会理事・八板賢二郎氏に師事。

ANBテレビ朝日報道局報道取材部アルバイトを経て正社員。制作助手、ENG機材営業を経て社員ディレクター第1号。後、作曲家筒美京平氏の従弟が経営する日本ビクター傘下の映像制作会社勤務。
「早見 優のアメリカンキッズ」他千葉テレビ情報生番組「MOONラビット」総合企画・演出。NTT,Nikon,三共製薬、ロータスジャパン、横浜ゴム、日立、三菱、JVC等東証一部上場企業の産業ビデオ多数演出。

後、映画監督で日本映画監督協会専務理事・後藤幸一氏に師事。河合塾サテライト講座、朝日放送「素敵にドキュメント」「これは知ってナイト」「平成ふしぎ探検隊」他多数演出。
その縁で逸見政孝氏(故人)峰竜太氏、清水由紀子氏(故人)渡辺めぐみ氏らの発起人により、35歳で外国人妻と結婚。

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