ヤメディレクターの後悔懺悔粉飾人生 60過ぎた元全国ネット番組のディレクターで、外国人妻を持つアホ男の過去と今、「仕切り、仕切られる」激動の人生模様を続々更新! 次々と「小出し」に明かされる衝撃のパンドラの箱!!古い記事も充分、面白いデス!是非!
昔、映像業界に居た当時、おかしなディレクター氏が居た。
テレビドラマ作品なら脚本家、
映画作品にも脚本家、情報番組なら構成作家、報道なら担当記者が構成と編集、それにナレーション原稿も手掛ける。
唯一、産業映画については、企業から依頼された案件に基づき、ディレクターが企画構成・提案し了承を経てその大半は自らが「構成台本或いは構成絵コンテ」を手掛ける事になるのがギョーカイのスタンダードであった。
ところが、わたしの知るあるディレクター氏は「現場での演出」は自分でやるが、構成台本は自分専属のライターに依頼する、という・・・。(文章構成力が無きゃ、撮影現場やナレーション収録時に原稿の手直しもデキナイじゃナイカ・・、非力な変わった奴
)

(テレビ画面より)
彼は東京都内の映像製作会社に在籍した当時からフリーランサーと成っても大分長く、
ゴーストライター・スタイルを踏襲し続けた。電話で一旦仕事を請け負い、名詞交換を済ませ、代理店を交えたスタッフ会議に参加し、スポンサー企業側のオリエンテーションが終了し、いざ構成台本の第一稿提出の段になり・・。
「あのー、お断りしておきたいんですが、
ボク自分で台本を書きませんので・・。」
「は?」
「台本は一緒にやってる
ヒトが書きますんで・・。」
「えっ?あなたが書かないの?」
「いつもそういうヤリカタなんで・・。」
「誰と書くの?」
「イヤ、いつも頼んでるヒトが要るモンデ・・。」
「・・・・。まぁ、いいけど・・。」
こんな感じで一体何処の誰が彼の代わりに台本を「執筆」しているのかは、何故か頑なに明かそうとしない。
それでも
「バブル経済」に沸いた時代、産業映画の分野は企業からの「依頼」が広告代理店に溢れ、何処の誰もが皆、複数の製作を抱え込んでいた状況下では、その「謎の執筆者」の正体を追い込もうとはしなかった・。
やがて「バブル」が弾け、わたしも結婚後、プロデューサー職として東京・青山の映像製作会社に転籍した・・。
その会社は技術部門こそ放送局直結のスタジオ運営や中継業務を華やかに担うが、肝心の製作部門の方は、ほぼ100%産業映画・ビジネスビデオに売り上げ依存・特化した部署。
テレビの“テ”の字も無かったカイシャ。
就社後ホド無くして、部内に抱える「社員ディレクター」だけでは手が回らない状況にナッタ・・・。
東京都郊外に在った巨大な専門学校の映像による学校案内に対応するディレクター探し・・・。
膨大な名詞ファィルを捲りながら、片っ端から電話を掛け捲ったがあいにくスケジュールを割いてくれる人物が見当たらない・・。打ち合わせまでに時間が無く、誰かを連れて行かねばならない。
振る駒ナシの挙句、観念して避けていたゴーストライター付きディレクター氏に演出を依頼さざるを得なくナッタ・・。
数日後、数年ぶりに会ったディレクター氏は表参道に程近いわたしの会社に、驚いたコトに工事現場で着るような紺色の“ドカジャン”を纏って現れた


http://www.tokyo-date.net/machi_omotesandou/
その彼と晴れた日の午後、打ち合わせの帰りに「青山通り」を歩いていたら、バッタリ以前同じ築地の製作会社で働いた後輩ADクンと出くわした。(早見 優氏にスタジオから出ろと交替を迫られた彼、当ブログ記事参照)
『うわァ、オハヨウゴザイマス!!お久しぶりです、ハタノサン!!』
『おー、久しぶりィー。』
『アレ?(ドカジャンのディレクター氏に目をやり)〇〇サン、ナニやってんスか??』
『ハタノサンの、ガードマン!!』
やっぱり、人選誤ったかなァ・・。

(テレビ画面より)
かつてわたしが精通した“ショーワ時代の産業映画・ビジネスビデオや舞台、ゲイノー事務所関係には、割とこういうイデタチノヒトは多かったように思う。
“ロン毛”はさておいてサングラス、一見クールそうに見えるが何のことは無いグラス越しにしか自らの“
瞳”を見せられない対人恐怖と深層でのコンプレックスの表れ・・。
説明がかなり長くなるので今回は大幅に省くが、子供の頃に立った舞台のフィナーレで、本来自分達の持つ小道具と先輩方があらかじめ準備した小道具とが同様の形状な事から判別が付かなくなり、舞台に出る“キッカケ”を失い“出トチリ”した事があった・・。
舞台袖で立ち往生し、背後から罵声が飛んだ『出なさい
』と手拍子で送り出され、万雷の拍手で幕を閉じたが、緞帳幕が閉じると同時にサングラスにロン毛のマネージャーがスッと奔りより『ナァにやってンダァ
』
と全くの手加減無くイヤと言う程顔面殴打され、舞台上に小柄な身体が吹き飛んだ・・。

http://jp.freepik.com/free-photo/theatre-stage_348939.htm
一緒に“出トチリ”した子は泣いてしまった・・。
小道具が舞台袖に先輩後輩各々漫然と置かれ、特段のルール設定も無い中で、一瞬「ヒトのをウッカリ使ってシマッタラ
、ソノ先輩が困る」とほんの数秒間逡巡したことがミスを招いた。
およそ10年後くらいだったか、そのマネージャーが“失明”した、と聞いた・・。
あの不気味なサングラスの奥に鈍く光る澱んだ“目”、その目が光を失ったのだ・・。
同情する気持ちが全く涌かなかった・・・。
カミサンと東京で知り合う直前に、大阪・朝日放送の全国ネット番組でお世話に成った東京・新宿の製作会社には、上記画像の男性の髪を若干、ウェーブを残す程度にキモ悪く短くし、もっと濃くアゴヒゲを蓄えたディレクター氏が居た・・。年の頃なら三十代後半、若干わたしより年上の挙動の変なヒトだった・・。
何か話す度に、その場の空気を全部引き篭もらせても尚、その空気さえ読めないトンデモナイ方・・。
中途でテレビ朝日報道から転職し、バブル期の数多くの産業映画・ビデオの類いを手掛けた直後で、面接時にその多くの作品をダイジェストVTRで上司連中に試写した・・。
そのキモアゴヒゲディレクター氏は、わたしの上場企業の業務ばかりを手掛けた経歴が短縮されたデモビデオにショックを受けたようで、入社早々にわたしを飲み屋に誘い出した・・・・。

http://www.ashinari.com/2011/08/31-349925.php?category=173
『アノ、ビデオ、ホントウニぜーんぶ君がヤッタノカ?』
『ハァ・・。』
実は、ココだけの話、ビデオの中に自分の演出では無いモノも多数含んでいまして・・、てな告白でも期待いしたのだろうが、会話はそこで途絶えた・・。(考えてみれば失礼な質問だが)
このキモアゴヒゲディレクター氏、余程ワタシに対し気後れしたと見え、入れ替わりに突然、似合わない濃紺のダブルスーツに身を包み出社し、わたしにはタイシタ挨拶も無く退職した・・。
そうやって急に居なくなった割には、半年一年と空けず事務所に何かを求めるかの如く“様子伺い”の電話してきて、
『危急存亡の時は駆け付けますから、ナンデモ要って下さい!』とノタマイ、その度社長の失笑を買い続けた・・。
ハイ、ハイ、みなさん
髭、剃って、グラサン、外せ!!

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古い記事もそれなりにプチオモシロイ、『ヤメディレクターの後悔懺悔粉飾人生』


唯一、産業映画については、企業から依頼された案件に基づき、ディレクターが企画構成・提案し了承を経てその大半は自らが「構成台本或いは構成絵コンテ」を手掛ける事になるのがギョーカイのスタンダードであった。
ところが、わたしの知るあるディレクター氏は「現場での演出」は自分でやるが、構成台本は自分専属のライターに依頼する、という・・・。(文章構成力が無きゃ、撮影現場やナレーション収録時に原稿の手直しもデキナイじゃナイカ・・、非力な変わった奴



彼は東京都内の映像製作会社に在籍した当時からフリーランサーと成っても大分長く、

「あのー、お断りしておきたいんですが、

「は?」

「台本は一緒にやってる

「えっ?あなたが書かないの?」
「いつもそういうヤリカタなんで・・。」
「誰と書くの?」

「イヤ、いつも頼んでるヒトが要るモンデ・・。」
「・・・・。まぁ、いいけど・・。」

こんな感じで一体何処の誰が彼の代わりに台本を「執筆」しているのかは、何故か頑なに明かそうとしない。
それでも


その会社は技術部門こそ放送局直結のスタジオ運営や中継業務を華やかに担うが、肝心の製作部門の方は、ほぼ100%産業映画・ビジネスビデオに売り上げ依存・特化した部署。
テレビの“テ”の字も無かったカイシャ。
就社後ホド無くして、部内に抱える「社員ディレクター」だけでは手が回らない状況にナッタ・・・。
東京都郊外に在った巨大な専門学校の映像による学校案内に対応するディレクター探し・・・。
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膨大な名詞ファィルを捲りながら、片っ端から電話を掛け捲ったがあいにくスケジュールを割いてくれる人物が見当たらない・・。打ち合わせまでに時間が無く、誰かを連れて行かねばならない。
振る駒ナシの挙句、観念して避けていたゴーストライター付きディレクター氏に演出を依頼さざるを得なくナッタ・・。
数日後、数年ぶりに会ったディレクター氏は表参道に程近いわたしの会社に、驚いたコトに工事現場で着るような紺色の“ドカジャン”を纏って現れた



http://www.tokyo-date.net/machi_omotesandou/
その彼と晴れた日の午後、打ち合わせの帰りに「青山通り」を歩いていたら、バッタリ以前同じ築地の製作会社で働いた後輩ADクンと出くわした。(早見 優氏にスタジオから出ろと交替を迫られた彼、当ブログ記事参照)
『うわァ、オハヨウゴザイマス!!お久しぶりです、ハタノサン!!』
『おー、久しぶりィー。』
『アレ?(ドカジャンのディレクター氏に目をやり)〇〇サン、ナニやってんスか??』
『ハタノサンの、ガードマン!!』
やっぱり、人選誤ったかなァ・・。



かつてわたしが精通した“ショーワ時代の産業映画・ビジネスビデオや舞台、ゲイノー事務所関係には、割とこういうイデタチノヒトは多かったように思う。
“ロン毛”はさておいてサングラス、一見クールそうに見えるが何のことは無いグラス越しにしか自らの“

説明がかなり長くなるので今回は大幅に省くが、子供の頃に立った舞台のフィナーレで、本来自分達の持つ小道具と先輩方があらかじめ準備した小道具とが同様の形状な事から判別が付かなくなり、舞台に出る“キッカケ”を失い“出トチリ”した事があった・・。
舞台袖で立ち往生し、背後から罵声が飛んだ『出なさい







http://jp.freepik.com/free-photo/theatre-stage_348939.htm
一緒に“出トチリ”した子は泣いてしまった・・。
小道具が舞台袖に先輩後輩各々漫然と置かれ、特段のルール設定も無い中で、一瞬「ヒトのをウッカリ使ってシマッタラ
、ソノ先輩が困る」とほんの数秒間逡巡したことがミスを招いた。
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およそ10年後くらいだったか、そのマネージャーが“失明”した、と聞いた・・。
あの不気味なサングラスの奥に鈍く光る澱んだ“目”、その目が光を失ったのだ・・。
同情する気持ちが全く涌かなかった・・・。
カミサンと東京で知り合う直前に、大阪・朝日放送の全国ネット番組でお世話に成った東京・新宿の製作会社には、上記画像の男性の髪を若干、ウェーブを残す程度にキモ悪く短くし、もっと濃くアゴヒゲを蓄えたディレクター氏が居た・・。年の頃なら三十代後半、若干わたしより年上の挙動の変なヒトだった・・。
何か話す度に、その場の空気を全部引き篭もらせても尚、その空気さえ読めないトンデモナイ方・・。
中途でテレビ朝日報道から転職し、バブル期の数多くの産業映画・ビデオの類いを手掛けた直後で、面接時にその多くの作品をダイジェストVTRで上司連中に試写した・・。
そのキモアゴヒゲディレクター氏は、わたしの上場企業の業務ばかりを手掛けた経歴が短縮されたデモビデオにショックを受けたようで、入社早々にわたしを飲み屋に誘い出した・・・・。

http://www.ashinari.com/2011/08/31-349925.php?category=173
『アノ、ビデオ、ホントウニぜーんぶ君がヤッタノカ?』
『ハァ・・。』

実は、ココだけの話、ビデオの中に自分の演出では無いモノも多数含んでいまして・・、てな告白でも期待いしたのだろうが、会話はそこで途絶えた・・。(考えてみれば失礼な質問だが)
このキモアゴヒゲディレクター氏、余程ワタシに対し気後れしたと見え、入れ替わりに突然、似合わない濃紺のダブルスーツに身を包み出社し、わたしにはタイシタ挨拶も無く退職した・・。
そうやって急に居なくなった割には、半年一年と空けず事務所に何かを求めるかの如く“様子伺い”の電話してきて、
『危急存亡の時は駆け付けますから、ナンデモ要って下さい!』とノタマイ、その度社長の失笑を買い続けた・・。
ハイ、ハイ、みなさん



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古い記事もそれなりにプチオモシロイ、『ヤメディレクターの後悔懺悔粉飾人生』
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