ヤメディレクターの後悔懺悔粉飾人生 60過ぎた元全国ネット番組のディレクターで、外国人妻を持つアホ男の過去と今、「仕切り、仕切られる」激動の人生模様を続々更新! 次々と「小出し」に明かされる衝撃のパンドラの箱!!古い記事も充分、面白いデス!是非!
東映株式会社が今年春60周年を迎えたそうだ。
知らなかった・・・・。
首都圏の後発局・NET日本教育テレビ(現テレビ朝日)の大株主でもある。
遥か昔の小学生の頃より、NETが東映と組んで乱造するテレビソフトに、長く心を魅了された・・。
「昭和40年~素浪人・月影兵庫」「昭和36年~特別機動捜査隊」「昭和41年~忍者ハットリくん」「昭和41年~悪魔くん」「丸出だめ夫」etc,etc・・。
ヒーローものは原作・石ノ森章太郎氏のキャラクター造形力が輝いた。当期売上高1088億円、純利益51億7千万円・・・。
若い頃舞台音響のエンジニアだった事は既に当ブログでお話したが、その中にある仕事があった・・。
舞台関係の製作者の方からご紹介戴き、東映テレビプロの下請けの下請け仕事を請け負った。たしか漫画家・永井 豪氏の持つ劇団の方との混成作業で当時永井氏の事務所にごあいさつに伺った記憶がある・・。
「昭和51年~キャンディ
キャンディ」のキャラクターショーともうひとつ覚えがないのだが、何かのヒーローショーの抱き合わせだった。

1度目の稽古は劇団の事務所の稽古場、2度目は本番当日の東京・大井町か蒲田だったかのデパートかスーパーの屋上で行った・・・。
ヒーローショーの役者さんの中に「スペクトルマン」(CX)の公害Gメン役のおじさんがフツーにバイトで悪役参加していたのに驚いた。真剣に段取り合わせするその姿に芸の世界の悲哀を垣間見た・・。
ショーで使用する音響機材は全て、東映テレビプロさんでご用意いただける手筈で、珍しく身体ひとつで出掛けた。早朝、会場入りし改めて東映テレビプロの方と名詞交換し機材はそこにありますんで、と後方を指差された途端、嫌な予感がした・・・。
ボロボロの段ボールにクタクタの民生品のケーブルやマイクがクシャクシャに放り込まれている。
「やばい・・」今日の仕事は業務用の音響機材では無い!
そこで立ち往生する訳には行かないので、機材の様子を把握しながら仕込みに入る。
しかし乍、程なくその予感は的中した・・・・・。
歌やセリフを再生するオープンリール式のテープレコーダーとミキシングアンプを接続するケーブルが無いのだ。何処を探しても無い!わたしはあわててこの業界では在り得ないその状況を、先ほどのテレビプロの現場リーダーに告げた。
「なら、買ってキテ!」「?!!」
元請の音響サービス会社はこういう状況を判った上で、「人」を出すだけで済む単価の低い仕事をわざわざ紹介してきたのだ!
2トン車・4トン車1台分の機材を組み上げないと利益の捻出が出来ない当時の音響業界では、わたしの様に自前の償却すべき機材を持たず身ひとつで動く音響屋は重宝された・・・。
この事以降、キャラクター・ショーの関係は一切、依頼があっても固くお断りした。
ところも時代も変わって新宿警察署・・・。
「新宿副都心」で火災報知器メーカーか大島紬組合か何かの産業映画撮影の撮影許可・道路使用許可を取るために署を尋ねた時の事・・・。
わたしよりひと足早く許可申請に受付に居たのが東映テレビプロの、おそらく助監督さん。
・・・窓口で応対の警官にやたら叱責を受けている。
「ホントにっ!アンタ等は!何回言ってもわッからないんだから!!・・」
どうやら今回の申請では無く以前の申請について責められているようだ。
撮影は大所帯での移動に次ぐ移動で申請の時間との大幅なズレや、無許可のクルマ通行止めや、見物渋滞や、消防法との関りや撮影車両の駐停車など、数え上げたらきりの無いリスクの過大な作業で現在のような「フィルムコミッション」が組織され機能する事も皆無な時代であったのでいたしかたない。

http://photo.martle.net/category/building/high/00003.html
「新宿副都心」は当時多くのテレビドラマ、映画、CM、雑誌で大人気の撮影スポットであった。東映のヒーローもののオープニングの多くや、「昭和47年~太陽にほえろ!」(EX)を含む刑事ドラマ等など多くのシーンを賄えたのだ。
この上空をヘリで空撮し、ドラマのオープニングやエンディングに使用した作品は多い。
当時の新宿西口ロータリーの富士重工ビル前は早朝・深夜そうしたドラマ班の集合・解散場所でもあった。
完成したばかりの京王プラザホテル下には「ズームイン朝!」(AX)の「おはよう!新婚さん」のナマ中継車も待機していた・・・。
役者・スタッフ・エキストラの終電後のタクシー利用抑制・圧縮も兼ね備えた高度成長期の「超理想の東映御用達」新宿。
当方の撮影の朝の集合場所に、東映のドラマクルーのロケバスや機材車が同様に集合待ちしているとナゼか心躍ったものだ・・・・・。
知らなかった・・・・。
首都圏の後発局・NET日本教育テレビ(現テレビ朝日)の大株主でもある。
遥か昔の小学生の頃より、NETが東映と組んで乱造するテレビソフトに、長く心を魅了された・・。
「昭和40年~素浪人・月影兵庫」「昭和36年~特別機動捜査隊」「昭和41年~忍者ハットリくん」「昭和41年~悪魔くん」「丸出だめ夫」etc,etc・・。
ヒーローものは原作・石ノ森章太郎氏のキャラクター造形力が輝いた。当期売上高1088億円、純利益51億7千万円・・・。
若い頃舞台音響のエンジニアだった事は既に当ブログでお話したが、その中にある仕事があった・・。
舞台関係の製作者の方からご紹介戴き、東映テレビプロの下請けの下請け仕事を請け負った。たしか漫画家・永井 豪氏の持つ劇団の方との混成作業で当時永井氏の事務所にごあいさつに伺った記憶がある・・。
「昭和51年~キャンディ


1度目の稽古は劇団の事務所の稽古場、2度目は本番当日の東京・大井町か蒲田だったかのデパートかスーパーの屋上で行った・・・。
ヒーローショーの役者さんの中に「スペクトルマン」(CX)の公害Gメン役のおじさんがフツーにバイトで悪役参加していたのに驚いた。真剣に段取り合わせするその姿に芸の世界の悲哀を垣間見た・・。
ショーで使用する音響機材は全て、東映テレビプロさんでご用意いただける手筈で、珍しく身体ひとつで出掛けた。早朝、会場入りし改めて東映テレビプロの方と名詞交換し機材はそこにありますんで、と後方を指差された途端、嫌な予感がした・・・。
ボロボロの段ボールにクタクタの民生品のケーブルやマイクがクシャクシャに放り込まれている。
「やばい・・」今日の仕事は業務用の音響機材では無い!
そこで立ち往生する訳には行かないので、機材の様子を把握しながら仕込みに入る。
しかし乍、程なくその予感は的中した・・・・・。
歌やセリフを再生するオープンリール式のテープレコーダーとミキシングアンプを接続するケーブルが無いのだ。何処を探しても無い!わたしはあわててこの業界では在り得ないその状況を、先ほどのテレビプロの現場リーダーに告げた。
「なら、買ってキテ!」「?!!」
元請の音響サービス会社はこういう状況を判った上で、「人」を出すだけで済む単価の低い仕事をわざわざ紹介してきたのだ!
2トン車・4トン車1台分の機材を組み上げないと利益の捻出が出来ない当時の音響業界では、わたしの様に自前の償却すべき機材を持たず身ひとつで動く音響屋は重宝された・・・。
この事以降、キャラクター・ショーの関係は一切、依頼があっても固くお断りした。
ところも時代も変わって新宿警察署・・・。
「新宿副都心」で火災報知器メーカーか大島紬組合か何かの産業映画撮影の撮影許可・道路使用許可を取るために署を尋ねた時の事・・・。
わたしよりひと足早く許可申請に受付に居たのが東映テレビプロの、おそらく助監督さん。
・・・窓口で応対の警官にやたら叱責を受けている。
「ホントにっ!アンタ等は!何回言ってもわッからないんだから!!・・」
どうやら今回の申請では無く以前の申請について責められているようだ。
撮影は大所帯での移動に次ぐ移動で申請の時間との大幅なズレや、無許可のクルマ通行止めや、見物渋滞や、消防法との関りや撮影車両の駐停車など、数え上げたらきりの無いリスクの過大な作業で現在のような「フィルムコミッション」が組織され機能する事も皆無な時代であったのでいたしかたない。

http://photo.martle.net/category/building/high/00003.html
「新宿副都心」は当時多くのテレビドラマ、映画、CM、雑誌で大人気の撮影スポットであった。東映のヒーローもののオープニングの多くや、「昭和47年~太陽にほえろ!」(EX)を含む刑事ドラマ等など多くのシーンを賄えたのだ。
この上空をヘリで空撮し、ドラマのオープニングやエンディングに使用した作品は多い。
当時の新宿西口ロータリーの富士重工ビル前は早朝・深夜そうしたドラマ班の集合・解散場所でもあった。
完成したばかりの京王プラザホテル下には「ズームイン朝!」(AX)の「おはよう!新婚さん」のナマ中継車も待機していた・・・。
役者・スタッフ・エキストラの終電後のタクシー利用抑制・圧縮も兼ね備えた高度成長期の「超理想の東映御用達」新宿。
当方の撮影の朝の集合場所に、東映のドラマクルーのロケバスや機材車が同様に集合待ちしているとナゼか心躍ったものだ・・・・・。

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